伊藤伝右衛門邸 その2

朝ドラの「花子とアン」では、伊藤伝衛門が粗野で、愛情表現の下手な男性として描かれていました。実際はどうだったのでしょうか?
白蓮を迎えるため、当時の技術の粋を集めた、芸術的なお屋敷を作ったようです。
ふすまや壁紙には金箔を使っていたそうで、マントルピースがある洋間やダイニング、一方で技巧を凝らした欄間やふすま絵は見事でした。ただ単にお金を掛けたというよりは、芸術に理解があったように思いました。
茶の湯をたしなみ、奨学金を給付して苦学生を援助していますが、その中には女子学生も含まれていたようです。そう考えると朝ドラとはかなり違った人物像が浮かんできます。
もっとも、吉田剛太郎の演技はよかったですけどね