八日目の蝉

小豆島の「虫送り」の風景は悲しい運命を暗示しているにもかかわらず、とても美しくて、見とれてしまいました。何だか懐かしいようで、気持ちが洗われたような感じです。

母親の「子供に美しいものをたくさん見せてあげたい」という言葉にふとわが身を振り返ってしまいました。

そういえば、子供が生まれる前にはあれこれしてあげようといっぱい考えていたものですが、そのうちどの位が実現できたでしょうか?
脳の部屋(細胞?)をたくさん作るためにはいろいろな所に連れて行って一杯刺激を与えることが大切と聞いていたので、あちこち連れて行きましたが、空の美しさをどれだけ伝えることが出来たのだろう?と急に申し訳なく思ってしまいました。

ま、孫が出来るようなことがあれば、話してやりたいと思いますが。

映画を見た後で、Wikiで原作の事を調べてみて、読みたくなりました。
どうしても、映画化やドラマ化をするときは、テーマやエピソードは絞られてしまいます。原作を先に読むパターンが多いのですが、先に映画を見た方が素直に感動できるように思います。出来るだけ、別の作品と考えるようにはしていますけれど。

今回、初めて、アンプに繋いで音を出してみました。やはり、TVだけの時とは違いますね。ホームシアターにすると近所迷惑ですが、この程度なら、昼間なら生活音にまぎれて許されるのではないでしょうか。