阪急電車 (映画)

今津線に乗ることはほとんどなかったのに、どの風景も懐かしく感じました。
45年ほど前に阪急宝塚線で通学した時の、豊中を超えたあたりの風景と同じにおいが残っているのでしょうね。阪急電車の原風景とでもいうのでしょうか。

それぞれに、あるあるのエピソードでしたが、宮本信子のセリフがひとつづつ心に響きます。
いわく、「泣いた涙は自分で止める」、そうですよ。人生は誰のせいでもなく、すべては自分で選んで&決めて進んできたことなのです。周りの状況に流されたのも結局は逆らわなかったのは自分自身です。
って、判っていますけど、厳しいですね。

あの主婦(南果歩)は、PTAのランチグループからどうやって抜けることが出来るのでしょうか?「言うはたやすく行うは難し」です。
いじめられている少女は今日は励まされて立ち直れても、明日はやはりいじめは止まらず、つらい日々は続くと思うと切ないですね。

でも、永遠に続くものではなく、人生は長いという事に気づいてくれるでしょうか?気づいて欲しいですね。

PTAのランチグループはちょっと、身につまされました。あれほど酷くはないけれど、久しぶりに友人と会うと、つい!ね。

小林あたりを歩いてみたくなりましたが、きっと、普通の街なんですよね。

ほっこりした映画でした。