紙の月

2014年 主演:宮沢りえ 原作:角田光代

「ありがち」なこと、「ニセモノ」、2つの言葉が印象に残りました。

「不倫」も「業績のでっち上げ」もありがちな偽物で、お金も見方を変えればただの「紙」でしかないというのには、妙に納得できます。
結構、簡単に横領できてしまうシステムを見ていると、仮想通貨を笑うことはできないと思いました。ついでに、こまめに通帳をチェックするのは続けようとも。

そういえば、JPモルガンのCEOがビットコインの取引をしたら即解雇すると公言したとのニュースがありましたが、ちょっと滑稽です。目に見えるか見えないかの違いはあっても、確固たる実態がない事は共通しており、結局は宗教と同じで、信頼するかどうかなのです。

本題に戻って、阪神大震災後「出来る時は出来ることをする」というポリシーを極力実行しているのですが、やはり、”限度(迷惑をかけない)”は常に心がけておかねば!と再確認した映画でした。