おひとりさまの最後(上野千鶴子著)

「誰でも最後はおひとりさま」という上野さんの言葉が深く心に残っていて「おひとりさまの老後」は愛読書の一つです。それもあって、この本を図書館で見つけたので借りてみました。この本では「在宅でおひとりさまも最後を迎えたい」というテーマで進められていますが、正直なところ、”在宅で最後”にはあまりこだわりはありません。

今のところは、子供たちの負担が少ない方法を選んでくれればとは思います。以前は「子供に迷惑をかけないように」と思っていたものですが、人間は生まれるときも死ぬ時も絶対一人では何もできないと、周りを見ているとよくわかります。
なので、理想は「海や公園など散歩エリアに恵まれる供たちが訪問しやすい距離にある老人ホーム」で、時折、家族と会え例いと思うのですが・・・・・
上野さんが言うように、たまに会うから「良い顔」も出来るわけで、同居は案外と疲れると思うのです。
 
高齢化による「死に場所難民」になる確率はかなり高いと思っています。最後を病院で迎えることに抵抗はあまりありませんが、量は少なくても自分で食べてトイレに行ける内は延命治療を希望しますが、この二つが出来なくなったら延命処置は止めてほしいですね。
 
ただ、これから歳を重ねるうちには考えが変わるかもしれませんけどね。