遠野を訪ねて
昨日から、遠野を巡っています。
先ずは「遠野市立博物館」で民話を幾つか聴いて、何となく遠野物語の雰囲気を掴んだところで、「とおの語り部館」に行って、更に民話の世界に浸ってみたら、世界中によく似たお話があることを知りました。
例えば、外国の物語と思っていた「シンデレラ」や「ジャックと豆の木」なども似たようなストーリの日本の昔話が点在していることに驚きました。
「あえりあ遠野」に泊まりましたが、またしても、囲炉裏端に座って語り部さんによる昔話の実演を聴きました。
方言なのですぐには理解できない言葉もありますが、何となく想像できて、訛りが心地よく感じました。
耳から聞くお話に、忘れていた想像力が呼び起こされたようです。
今日は、カッパ淵に行ってみました。先日来の大雨の影響で、流れてきた土砂により上流が塞き止めらていつもより水量が少ないそうですが、仕掛けられている釣竿がゆらゆらしていて、カッパに会えそうな気がしました。
伝承園で南部曲家を見学。冬はさぞかし寒かっただろうと思います。昔の人は寒さに強かったのでしょうね。
オシラサマがたくさん祭られていて、信仰が生活に密着してる事がよく判ります。動物と人間が夫婦になるのは日本の昔話の特徴だそうで、外国には見られないそうです。日本の農民にとっては動物も大事な家族の一員だったことがよく判りました。
ところで、遠野は南部藩と深い所縁がある土地であることを知りました。
一度、祖母の家系を辿ってみたいのですが、方法を思いつきません。そろそろ、時間が出来てきたので、ぼちぼちやってみたいと思っています。
これから、八戸へ向かいます。