日々是好日 (2018年)
監督・脚本 大森立嗣
原作 森下典子
「すぐに判らないものは長い時間をかけてわかってくる」
「形から入って、後から心がついてくる」
「頭で考えないで身体が覚えているものを信じる」
父親の突然死を除いて、特段、ドラマチックな事件を描いていいるわけではなく、長い年月のお稽古を通じて主人公の心の成長と動きを描いた映画でした。樹木希林さんが演じるお茶の先生の言葉が心に響きました。ちょうど、樹木希林さんの本(一切なりゆき)を読んでいるせいでしょうか。
昔の短かったお稽古を思い出して、釜でお湯が沸く音や茶杓が茶わんにあたる音などがとても懐かしく、また、あの時間を経験してみたいと思いました。
これからも、頭ではなく感性を大事に生きていきたいと思います。