医者の本音 中山祐次郎著

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いままで、どうして?と思っていた事、例えば、「しばらく様子をみましょう」とか、症状があるのに「大丈夫ですよ」の意味など、少し判りました。

医師と患者は別の視点に立っているので、致し方ない点が沢山ありますよね。

 

本書で進めている「医師に質問するリスト」は事前に用意しているのですが、診察室でスマホのメモを見るのはちょっと気が引けていました。でも、大事なことなのですね。

 

専門別の医師の特徴もうなづきながら読んでしまいました。

曰く

内科:細身のメガネ男性が多い。几帳面で計算が得意。まじめでコツコツ勉強タイプ。理論的。ただし、心臓が専門の循環器内科医、医長が専門の消化器内科医は少し体育会系の雰囲気が加わる。女性内科医はときに厳しく患者を指導する。

小児科:

男性も女性も、みるからに優しい雰囲気をまとう。真面目で誠実、一本気。子供の治療に情熱をまっすぐに向ける。しかし、多忙のためかぬぐい切れない疲れがにじむ。

 

今まで、仕事でお世話になった先生方を思い浮かべると、合点がいきます。

最も、小児科に限らず臨床病院の循環器内科医も疲労感が漂ってます。

 

同じ著者の「がん外科医の本音」と「なくな研修医」も楽しみにしています。なかなか、図書館で見つけるのは難しいですけどね。