パンとスープとネコ日和  群ようこ著 (2013年WOWOW)

まず、原作を読んでから、WOWOW制作のTVドラマを見ました。

小林聡美もたいまさこに猫が絡むと言えば名作「やっぱり猫が好き」とくるわけですが、今回はコメディーではありません。

かもめ食堂群ようこ著)」を見ているので、小林聡美が主人公なら、母親の昔の友人にもたいまさこを当てはめながら原作を読んでいましたが、流石にしまちゃんに片桐はいり(体格的にはOK)は年齢的に無理があるので、誰だろうと楽しみでした。実際には、もたいまさこは向かいの喫茶店のママ役で、ちょっと嫌味な物言いをしつつもどこかしら愛情も感じられる人物像がしっくりきます。(ちょっぴり笑える点も含めて)流石の演技力ですね。

 

原作では猫が病死したり、異母兄弟の嫁と心を通わせたりするのですが、ドラマでは猫は家出をし、異母弟は独り身だったりとシンプルになっていましたが、それぞれに味のあるお話になっていて、楽しめました。

 

少し前までは、こんな地味な映画をお金を払って観に行く気持ちにはなれませんでしたが、最近は淡々と暮らしを描く映画(ドラマも)が気にっている自分にちょっとびっくりしています。